輸入牧草を与えるときのお願い特集ページ

輸入牧草を与えるときのお願い

うさぎに輸入牧草を与える時、『商品(牧草)にビニール紐や昆虫、動物の死骸が紛れていた』という経験をされた飼い主さんもいるはずです。
どうして商品の牧草に異物が紛れているのだろう…と、疑問に思う飼い主さんも少なくないと思います。

そこでこのウーリーで行われている牧草の選別/パッケージ作業の紹介と、輸入牧草に混入する異物とその要因について お話ししちゃいます!
この機会に輸入牧草に対しての知識を深め、異物に対してもう一度よく考えてみてください

輸入牧草の刈り入れ

輸入牧草の刈り入れの様子

収穫機に大型刈り取り機で刈られた牧草は、広大な草地にそのまま広げて天日干し(乾燥)されます。

牧草を機械で吸い取り、圧縮機で長方形に形成します。

乾燥後、集草機で牧草を集め、吸い取りながら圧縮機で
長方形(シングルプレス・ダブルプレス)にしてビニール紐で縛ります。
この作業の途中に雨が降ってしまうと牧草の品質(グレード)が落ちるため、牧草農家さんは天気予報を頼りに、晴れた日に一気に作業をしているのです。

輸入牧草の刈り入れの様子

牧草地には、牧草の塊が次々と出来上がっていきます。

国内外のメーカーが販売している海外産の輸入牧草の収穫方法は、
ほぼ同様で、一度強力に圧縮された牧草を使用していると思われます。

異物混入の原因

牧草地の生態系が及ぼす影響

広大な牧草地には、バッタや蛾、蜂、甲虫などの昆虫をはじめ、ネズミ、鳥、ヘビ、キツネたちなど多種多様な生き物が生息し、一つの生態系が築かれています。
こうした牧草地に大型機械が侵入し牧草を収穫します。時には、牧草地で生活している生き物たちが収穫用機械に巻き込まれてしまいます。
生き物たちの他に、雑草も牧草と一緒に刈り取られることもあります。

また天日干し(乾燥)のため、牧草に付着している昆虫の卵は死んでいません。そのため、ごく稀ではありますが、パッケージ後にふ化することもあります。

  • 輸入牧草の刈り入れの様子 どこまでも続く広大な牧草地。
    ここには多種多様の生き物が
    生息しています。
  • 輸入牧草の刈り入れの様子 ティモシー畑に生えている雑草。
    牧草と一緒に刈り取られることも
    しばしば。
  • 輸入牧草の刈り入れの様子 天日干しの様子。
    天日干しでは昆虫の卵は死にません。
輸入牧草の刈り入れの様子

機械特性によるビニールひもの混入

長方形に圧縮された牧草は、ビニール紐で縛ります。この行程中で、ビニール紐の切れ端が圧縮機械の中に残ってしまい、牧草の間に紛れ込んでしまうことがあります。
これらの工程は、機械内部で自動に行われていますので、仮に、ビニール紐が牧草の間に紛れ込んでも、この段階では確認・除去することはできません。

牧草の中に含まれる異物

ここでは輸入牧草に混入する異物の一部を紹介します。

※名前が判別困難なものや、動物や昆虫の死骸がありますので、苦手な方はご注意ください

雑草
  • 雑草 ヌカボ属
  • 雑草 スズメノチャヒキ属
  • 雑草 オオムギ属
  • 雑草 アザミ
  • 雑草 不明
  • 雑草 不明
  • 雑草 不明
木片
  • 木片 木片
残留物
  • 残留物 ビニール紐
動物類
  • 動物類 鳥の羽
  • 動物類 ヘビ
  • 動物類 ネズミ
昆虫類
  • 昆虫類 バッタ
  • 昆虫類 甲虫類
輸入後、国内工場での「異物検査」によってこれらの異物を取り除いています。
しかしながら、人の手と目による作業である以上、100%の除去ができるとは言い切れません。
大変お手数ではございますが、ご購入された牧草の中に異物が入っていた場合は、異物を取り除いて与えていただくようにお願い申し上げます。

ウーリーでの選別/パッケージ作業

選別作業の様子

輸入牧草には、多種多様な牧草以外の物(異物)が混入しています。
ここのページでは今現在、実際ウーリーで行っている選別作業風景等ご紹介します。

ウーリーでは、目視検査の工程や作業台に改良を重ねて、異物をより発見しやすくなるよう努力を続けいています。

それでも異物を完全に取り除くのは非常に困難な作業と言えます。全ての異物を100%感知・除去する機械があれば一番良いのでしょうが、残念ながら今のところ見当たりません。

輸入牧草パッケージ工程

1.ほぐし前
ほぐし前

牧草は圧縮された状態でアメリカから輸入されてきます。ひとかたまりの重さは約45~50kg。

2.ほぐし作業
ほぐし作業

圧縮された塊を金網の上で少しずつほぐしながら最初の目視異物検査を行います。
そして雑草や細かい土埃、短い牧草などを網の下に落下させ、ふるいにかけます。

3.異物検査作業
異物検査作業

異物検査台は金網ゾーン→ホワイトゾーン→金網ゾーンの3部構成。
ほぐし台検査で取りきれなかったほこりなどを金網ゾーンで落とし、白いボードの上に牧草を広げ、2回目の目視異物検査を行い、異物を取り除いてきます。
そして金網ゾーンで最後のふるいをかけます。

4.パッケージング
パッケージング パッケージング

牧草が袋に収まり、パッケージできた物は金属探知機にかけ、異常がないか調べます。
ここで異常がなければ、梱包して低温倉庫にて保管され、店舗へと出荷されます。

飼い主様へ

万が一、ご購入された牧草の中に異物が入っていた場合は、ご購入された販売店に連絡をしてください。

牧草を与える時のお願い

飼い主の皆さんへお願い

昆虫や動物などの死骸が混入した牧草を気持ち悪いと思ってしまう飼い主さんもいるかもしれません。
しかしこれは、自然の多い豊かな場所に生息する動物たちの恩恵があるからこそ、おいしい牧草が作られている証でもあるのです。
私たちの「無農薬野菜」を例にすると、生きた虫や死骸が付着していることと同じではないでしょうか。

ウーリーでは、目視検査を徹底して、異物が商品に混入しないよう細心の注意・対策をとっていますが、残念ながら異物を100%取り除くことはできません。
稀に、野草、昆虫や動物の死骸、ビニール紐などの異物が商品の中に残ってしまう場合があります。
そのため、うさぎに牧草を与える都度、開封時の牧草のニオイや、異物が袋に入っていないかどうかの確認をしてください。
異物混入の早期発見に繋がります。

万が一、ご購入された牧草の中に異物が入っていた場合は、異物を取り除いてから与えることで、うさぎの健康に影響はありません。
飼い主さんの最終チェックがあればこそ、うさぎたちに自然の恵みいっぱいのおいしい牧草を与えられると信じています。

東京農業大学教授からいただいたコメント

国内に輸入される牧草や農作物にはさまざまな野草等の※夾雑物(きょうざつぶつ)が含まれるため、農産物や品種の純度を維持するの はとても難しいです。一般的に農作物の品種や農産物は、5%未満の多品種や植物の混入に対しては法的に厳しく規制されていません。

うさぎたちに牧草を与える際には、夾雑物や他の植物などを取り除いてあげるなど、きめ細かい世話をするのも楽しみの一つになります。
本来、私たちはうさぎをはじめとしてペットとの生活の中では、色々な問題点を見つけ、世話をしてペットとコミュニケーションを取ることによっても癒しをもらっています。

※夾雑物=ある物の中に混じっている余計な物 【東京農業大学 山口裕文教授の私信】

うさぎ用の牧草は「愛玩動物用飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフード安全法)や「飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律」(飼料安全法)による規制の対象になっていません。遺伝子組換えダイズなどでも5%以下の混入の場合、「非組み換え」と表示されています。
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