うさぎの神秘特集ページ

うさぎの神秘

うさぎの体や生態は、知っているようで実はあまり知らない事も多いものです。
ウーリーでは、うさぎの事を研究し、知識を深めていこうと日々勉強を欠かさないようにしています。
その中で得た知識を小出しにしながら、皆さんにおすそ分けいたします。

vol.1 歯のおはなし

うさぎ類は1912年までは物をかじる門歯の形状と植物食ということで、当初は『げっ歯目』に分類されていました。
1912年にJ. W. ギドリーがげっ歯目と分離すべき特徴をうさぎから発見したのです。
げっ歯目とは違いうさぎ類には上あごの切歯のすぐ後ろに小さな切歯を見つけたことで、『うさぎ目』が創設しました。

歯のおはなし

切歯と臼歯

うさぎの歯は草を噛み切るための鋭い切歯とすり潰すための臼歯があります。
上あご切歯のすぐ後には『小切歯』という小さな歯が生えています。
うさぎの切歯は1ヶ月で約1cmの速さで伸び続けるため、食物を食べることによって歯を少しづつ削り一定の長さに保っています。

切歯上下に動かし、噛み切る役目
臼歯左右に動かし、すり潰す役目
大事なこと

咀嚼回数(食べ物を噛み、すり潰し、砕くこと)を増やし、健康な歯を保ち続けましょう!

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vol.2 肉垂のおはなし

うさぎの部位には「肉垂」とよばれるところがあります。

肉垂の呼ばれかた

「肉垂」のほかに「肉垂れ」、英語では「Dewlap」(デュロップ)といわれています。
うさぎの飼主さんの間では「マフラー」や「マフマフ」などの愛称で呼ばれています。
※Dewlapの意味=のどのたるみ、鶏などにあるアゴの下のたるみのこと 肉垂はメス特有の持ちもので、ホルモン作用によって大きさは様々です。
子供の頃は目立たなくても、大人になるとメスうさぎには自然と肉垂ができてきますので、「太りすぎっ!」と勘違いしないようにしましょう。
長毛種の場合には視覚的にあまり目立ちませんが、メスであれば必ず肉垂は存在しますので、確かめてみましょう。

注意

なかにはオスなどに去勢をすると太りやすくなるために、肉垂という形で脂肪がついてしまうことがまれにあります。
この場合は「太りすぎサイン」になりますので注意しましょう♪

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vol.3 臭腺のおはなし

うさぎの臭腺(分泌腺)はオス・メスともに3種類あるといわれています。臭腺の臭いなどはうさぎ同士の固体識別や縄張り主張(マーキング行為)など、あらゆる情報が入ったものなのです。 オス・メス共にマーキングをしますが、オスの方がマーキングの頻度が多く優勢な(強い)オスになればなるほどマーキング行為が頻繁に行われます。

臭腺の場所

臭腺のおはなし
①アゴの下にある顎下腺

アゴの下の臭腺(顎下腺)は自分のエサ皿や給水器、家具や飼主に自分の臭いをこすりつけます。(人間は臭いを感じられません)
オスの場合は分泌物がベタベタしているので、アゴの毛は湿っていることが多いです。

臭腺のおはなし
②生殖器と肛門の間に左右ある鼠径腺

生殖器と肛門の間に左右あるポケット状を開くと下写真のような嚢状(のうじょう)になっています。
縄張り意識や発情行為などが強いうさぎは写真左のポケット状から黒褐色の堆積物(分泌液が固形化したもの)が見られることがあります。

臭腺のおはなし
注意

ポケットを開いて確認するときは、とてもクサイ臭いを感じるので
あまり顔を近づけるのはおすすめしません。

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vol.4 鼻のおはなし

臭いを感知する「嗅覚」はエサの認識、天敵の認識、仲間の認識、交配相手などを認識するための基本的な感覚です。
嗅覚は他の五感に比べて疲労しやすく、ある一種類の匂いをかぎ続けると、数分のうちにその匂いの感度が低下します。
その状態でも別の種類の匂いへの感度は低下しないのが嗅覚の特徴です。

鼻のおはなし

うさぎのウィンク

英語圏ではうさぎが鼻を動かすことを「ウィンク」と呼んでいます。この鼻の動きによってうさぎのリラックス度も計れます。

鼻のおはなし

フェロモンを感知する感覚器は「鋤鼻器」または、「ヤコプソン器官」とも呼ばれ、たいていの動物は鼻腔内(鼻の穴の奥)にあるとされていますが、
ウサギの場合は鼻の先端にあるとされています。

注意

夏季の猛暑の中、移動や場所によっては鼻の動きが早く、鼻の下がビショビショに濡れることがあります。
うさぎを涼しい所へ連れて行き、落ち着かせて鼻の濡れ加減が収まってきたら問題ありませんが、気になることがありましたら、
かかりつけの動物病院へ行くことをオススメいたします。

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vol.5 耳のおはなし

うさぎにとって「耳」は重要な役割をします。

耳の役割

うさぎの耳には次のような役割があります。

① 小さな音でもすぐに感知し、危険をすぐに感じ取れる。
よく聞こえるうさぎほど外敵の音を敏感に聞き取れ、早く逃げられることができるので生き残れる確率が高くなるため、このような進化をしたのではないでしょうか。

② 大きな耳にはたくさんの抹消血管(下図参照)があるため、血液をたくさん流して耳の表面から熱を放射し、体温を一定に保つ役割があります。
暑いときにはこの抹消血管が拡張して体温調節をします。

耳にあるたくさんの抹消血管
耳のおはなし

耳の大きさは品種によって違いがありますが、野生下で過ごしているうさぎの場合、
北方へ進めば進むほど耳の大きさは小さく、南へ進めば進むほど耳が大きい。
といわれていますが、耳が大きければ暑さに強いということではありません。

耳のうごき

  • 片方の耳で聞き耳~♪
  • 確認作業をしている時など集中していると耳が前に傾きます。
  • 寝ている時でも音がすると耳を傾けます。
注意

元来うさぎは夜行性動物で、涼しくなる夜に活動しているはずです。
暑さのある日中などは涼しい地面の穴の中で過ごしていると考えれば夏季の日陰のない直射日光や暑い環境下に長時間滞在させると「熱射病」や「熱中症」になりますので、くれぐれもお気をつけください。

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vol.6 眼のおはなし

うさぎの大きな眼は側面についているので、視野は広く肉食獣を素早く見つけるのに役に立ちます。
また元来うさぎは夜行性のため、暗くても眼はみえるようなしくみになっています。

眼が正面についている動物と側面についている動物がいますが、うさぎは突出するようについているため、まわりがほぼ見えるようになっているのです。

しかし、今日ペットとして飼われているうさぎたちには「立ち耳」と「垂れ耳」のうさぎが改良され、彼らの視野も種別により異なってきました。
また、彼らは遠くのものはあまり見えず、もっぱら聴覚や嗅覚にたよっています。

立ち耳うさぎと垂れ耳うさぎの視野

下の2点の写真を見ていただくと、立ち耳うさぎ(写真左)の後頭部はスッキリとし、眼が突出しているため、後方をみわたせることが容易にできます。
垂れ耳の後頭部あたりには耳の付け根などで視野後方がふさがれています。
そのため、『立ち耳=視野が広い』『垂れ耳=視野が狭い』ということになります(あくまでもうさぎさんの視野としての比較です)。

  • 眼のおはなし
  • 眼のおはなし

目の色

うさぎの眼色はブルー、ブルーグレイ、ブラウン、ピンク(レッド)、マーブルなどがありますが、うさぎのカラーバリエーションにより眼の色も違ってきます。 (参考文献:Standard Of Perfection)

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vol.7 胃腸のおはなし~パート1~

うさぎの体の中は、肋骨から下半身にかけて体の半分以上を胃腸が占めています。

胃腸のおはなし

うさぎは単一胃草食動物

うさぎは草食動物ですが、胃は1つしかなく牛、ヤギなどのように複数の胃を持っていません。
そのため、たいていの草食動物が行う「反芻(はんすう)」をせずに、最大限の栄養分を取り入れるため、食べ物の大部分(約80%)を2回にわたり消化器系を通過させます。

2つの門

噴門(ふんもん)食道を通り胃に食物が入ってくる 「入り口」
幽門(ゆうもん)胃の「出口」であり、十二指腸への「入り口」

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vol.8 胃腸のおはなし~パート2~

腸は大きく分けると「小腸」と「大腸」に分けられます。

うさぎは単一胃草食動物

小腸十二指腸、空腸、回腸
大腸盲腸、結腸、直腸
胃腸のおはなし

小腸

小腸は、3つの部分に分けられます。小腸は、幽門から始まり、ここから胃の内容物が十二指腸に送りこまれ、中央部は空腸、最後に回腸が大腸の最初の部分の盲腸につながっています。 小腸の内側の粘膜は、消化吸収をするのに適した構造になっており、絨毛(小さな粘膜の突起)がおおってひだをつくっています。 絨毛の中には、小さなリンパ管や毛細血管が数多くあり、絨毛のつけ根には腸腺が口を開いていて、小腸の消化に必要な酵素を出します。

小腸の働き

消化の大部分は小腸で行われ、多くの食物は加水分解されて吸収されます。胃から送られた半消化物は、3つの消化液(膵液、腸液、胆汁)の作用を受けます。
これらは胃酸を中和します。

膵液膵液の酵素は、タンパク質、脂肪やデンプンをもっと単純な吸収しやすい成分にまで分解します。
腸液小腸から分泌されます。腸液はたくさんの酵素を含んでおり、その機能は膵液によって始まった消化をさらにおし進めることです。
胆汁脂肪と結合して、脂肪の吸収を助けることです。
 胆汁は肝臓から分泌されて胆嚢にたくわえられますが、胃や小腸上部に脂肪が送られてくると、腸内に排出されます。

栄養の吸収・・・

消化された食物は小腸壁を通って体に同化されますが、小腸壁は栄養物質を選択的に吸収し、ほかの似たような物質は吸収しないようになっています。
胃や結腸も、水、薬物などを吸収できます。ミネラル、アミノ酸、炭水化物などの水溶性物質は腸の静脈血管に送られ、肝臓へ輸送されます。
脂肪の多くは、小腸壁で再び合成されてリンパ系に入ります。

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vol.9 ヒゲのおはなし

ヒゲのおはなし
写真提供:ようちん&よしみん さん(みっふぃ)

ヒゲの役割

野性下に生息していると、ヒゲの役割というのはとても重要な感覚器官になります。
『ヒゲ』は『触毛』とも呼ばれ、障害物との接触、風の方向や強さ、湿気や気圧の変化などを感じとります。
ヒゲ(触毛)で風向きを読み、嗅覚で匂いを感じ、大きく発達した耳でささいな音の変化を感じとれば 見えない敵の位置が容易に判断できるでしょう。
うさぎは風下に身を置き、補食者に匂いをかぎ取れれないようにきちんと計算します。

  • ヒゲのおはなし
  • ヒゲのおはなし

飼いうさぎのヒゲ

うさぎがペレットを食べるとき、好きなものを選んで食べるとき、見えない口先を使い選んで食べている事を不思議に思ったことはありませんか?
下アゴから生えている短く細いヒゲ(触毛)に食べ物が触れるなどの感触器の働きと嗅覚で食べ物の場所を嗅ぎ当てるなど、複数の感覚器を使っているのが観察できます。

そして、スタンダードレッキス、ミニレッキス、ベルベッティンロップなどの改良種はビロードのような手触りのよい毛質を持ち、ヒゲ(触毛)は縮れています。
そのため、長いヒゲは切れてしまうことがありますが、細かい短いヒゲ(触毛)は残っています。

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vol.10 口の中のおはなし

見たことある?上あごの表面

うさぎの口の中はそう簡単には見る機会が少ないと思います。
水を飲んだり、毛づくろいしたり・・舌はちょこっと見た事はありますよね?

口の中のおはなし

何のためのヒダ?

私達人間の上あごの表面にも同じようなヒダの跡があります。舌先でたどってみるとたくさんの線状を感じます。きっと人間はこの部分は退化してしまったのでしょう。
うさぎたちはこのヒダがあることによって、口に入れたものを逆流させることなく食道へと運びやすいはずです。
このヒダは喉の方へ向かって生えているため口の中へいれた牧草やペレットなど口先からでないようにストッパーの役目もしているのでしょう。
なんとも合理的なつくりで感心してしまいます。牧草など食べている姿を観察していると、よく牧草が口の中へスイスイ入っていくなぁ~・・と思っていましたが、口の中はこんな仕組みになっていたんですね~!

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