

「強制給餌/強制補水」は突然必要になるうさぎのケアです。
ただし、うさぎの保定は慣れていないと難しいもの。
“いざ”というときに慌てないように、普段からシリンジ等を備えて、
流れを確認していただくことをおすすめいたします。



強制給餌や補水に使うシリンジは、うさぎ専門店や通販などで手に入れることができます。
ただし、たくさんのメーカーから様々なサイズが出ているので、「どれを選べばいいんだろう…?」と戸惑ってしまうかもしれません。
(*大抵は小動物の給餌・補水用に作られているのではなく、他の目的に製造されているものを流用する形になります)
用途や使用者の感覚によっても使いやすいと感じるものは変わってきますので、こちらでは一つの目安として、選び方をご紹介させていただきます。
ただし、たくさんのメーカーから様々なサイズが出ているので、「どれを選べばいいんだろう…?」と戸惑ってしまうかもしれません。
(*大抵は小動物の給餌・補水用に作られているのではなく、他の目的に製造されているものを流用する形になります)
用途や使用者の感覚によっても使いやすいと感じるものは変わってきますので、こちらでは一つの目安として、選び方をご紹介させていただきます。
※ 本ページで紹介するものがメーカーやサイズの全てではなく、もっと多くの種類が存在します。

- ① トップ社 シリンジ ツベルクリン用(動物用): 1ml
- ② ニプロ社 シリンジ: 1ml
- ③ テルモ社 シリンジ 中口: 2.5ml
- ④ テルモ社 シリンジ 中口: 5ml
- ⑤ テルモ社 カテーテルチップ シリンジ: 5ml
- ⑥ ニプロ社 カテーテル用シリンジ: 30ml
- ⑦ テルモ社 カテーテルチップシリンジ:30ml
- ⑧ テルモ社 シリンジ 横口: 30ml
※ 注入口は、必ず容量に比例して大きくなる訳ではありません。
⑧は30mlサイズですが、径は③〜④程度の径の大きさしかなく、先端部分も非常に短いため強制給餌・補水には不向きでしょう。
⑧は30mlサイズですが、径は③〜④程度の径の大きさしかなく、先端部分も非常に短いため強制給餌・補水には不向きでしょう。


《早急な水分補給が必要なときや、
処方された薬をスムーズに飲まないとき》


うさぎの口に差し込むことになりますので、基本的には先端がより小さいものの方が抵抗が少なく、行いやすいです。
特に慣れないうちは、①(1ml)のような細長いタイプで感覚をつかむのも良いでしょう。1mlの小容量ですので、力加減を誤って過剰に出しすぎてしまう心配もありません。
ただし小容量な分、必要量を与えるまでの補充頻度は多くなります。効率と大きさのバランスを考えると、③(2.5ml)は使い勝手が良いです。
5mlのシリンジ(④)以上では、うさぎの口の中に差し込むことが難しくなるボディサイズになってきます。量が入るシリンジを求める場合は、⑤のように先端が長いタイプを選ぶといいでしょう。容量が大きめなタイプを使う際は、一度に出す量(力加減)にくれぐれも注意してください(30mlタイプの大きなものはあまりおすすめいたしません)。
特に慣れないうちは、①(1ml)のような細長いタイプで感覚をつかむのも良いでしょう。1mlの小容量ですので、力加減を誤って過剰に出しすぎてしまう心配もありません。
ただし小容量な分、必要量を与えるまでの補充頻度は多くなります。効率と大きさのバランスを考えると、③(2.5ml)は使い勝手が良いです。
5mlのシリンジ(④)以上では、うさぎの口の中に差し込むことが難しくなるボディサイズになってきます。量が入るシリンジを求める場合は、⑤のように先端が長いタイプを選ぶといいでしょう。容量が大きめなタイプを使う際は、一度に出す量(力加減)にくれぐれも注意してください(30mlタイプの大きなものはあまりおすすめいたしません)。
① トップ社 シリンジ ツベルクリン用(動物用): 1ml / ③ テルモ社 シリンジ 中口: 2.5ml / ④ テルモ社 シリンジ 中口: 5ml / ⑤ テルモ社 カテーテルチップ シリンジ: 5ml


早急な水分補給が必要な時には、「うさぎのバランスウォーター」がおすすめです。普通の水よりも素早く身体に吸収されるように成分を設計しています。
(浸透圧の調整のためにブドウ糖も含まれているため、自発的に飲む可能性もあります)
(浸透圧の調整のためにブドウ糖も含まれているため、自発的に飲む可能性もあります)

早急な水分補給が必要な時には、「うさぎのバランスウォーター」がおすすめです。普通の水よりも素早く身体に吸収されるように成分を設計しています。
(浸透圧の調整のためにブドウ糖も含まれているため、自発的に飲む可能性もあります)
(浸透圧の調整のためにブドウ糖も含まれているため、自発的に飲む可能性もあります)

*強制的に補水や給餌を行わなくても、好物などを混ぜることによって、シリンジの先から直接舐めて飲む(食べる)ようであれば、もちろんそれに越したことはありません。
そのような用途で使う時(口に差し込むのではないとき)は、シリンジの容量が大きい方が便利です。
そのような用途で使う時(口に差し込むのではないとき)は、シリンジの容量が大きい方が便利です。

《自力での食事が難しくなったとき(※)や、
病院から強制給餌の指示があったとき》
※ 愛兎の異変を感じたら、まずは必ずうさぎを診れる動物病院にかかってください。
ラビットフードをふやかして流動食にする場合
「ブルーム」や、Heinold社「ショー/ウールフォーミュラ」を使用

ウーリーの「ブルーム」は咀嚼のための荒い繊維質がたっぷり入っていることと、ヘイノルド社「ショーフォーミュラ」「ウールフォーミュラ」は大きめの素材が配合されていることから、どちらも注入口の大きな30mlサイズのシリンジであっても、詰まってしまいます。
ご活用の場合は、お手数ですが①のような小さなシリンジの胴体部分をカットしてお使いいただく必要があります(※先端部分のカットでは、同じく詰まってしまいます)。
なお、カット後は尖った部分が残らないようにやすりでなめらかにしていただき、プラスチックの削り屑が口の中に入らないようにお気をつけください。
「ブルーム」「ショー/ウールフォーミュラ」のほかにも、粒子が荒くシリンジの先端を通らない素材を流動食に使いたい場合は、この方法が有効です。
ご活用の場合は、お手数ですが①のような小さなシリンジの胴体部分をカットしてお使いいただく必要があります(※先端部分のカットでは、同じく詰まってしまいます)。
なお、カット後は尖った部分が残らないようにやすりでなめらかにしていただき、プラスチックの削り屑が口の中に入らないようにお気をつけください。
「ブルーム」「ショー/ウールフォーミュラ」のほかにも、粒子が荒くシリンジの先端を通らない素材を流動食に使いたい場合は、この方法が有効です。


そのほか、原材料が微粉末になっているタイプのラビットフードを使用

粒子の大きさはラビットフードに左右されますが、多くの場合、シリンジの先端をカットして注入口を広げると使用できる可能性が高いです。
先端のカットで粒子が詰まってしまうときは、上記Aでご紹介した胴体部分をカットする方法をお試しいただくと良いでしょう。
カット後は尖った部分が残らないようにやすりでなめらかにしていただき、プラスチックの削り屑が口の中に入らないようにお気をつけください。
先端のカットで粒子が詰まってしまうときは、上記Aでご紹介した胴体部分をカットする方法をお試しいただくと良いでしょう。
カット後は尖った部分が残らないようにやすりでなめらかにしていただき、プラスチックの削り屑が口の中に入らないようにお気をつけください。

強制給餌に慣れないうちはおすすめいたしませんが、⑥や⑦のような、30mlのカテーテル用シリンジを使う方法もあります。
※ カテーテルタイプでないと、⑧のように注入口が小さいことがあるのでご注意ください。
※カテーテルタイプ=必ず強制給餌に使える、ということもなく、「⑤:テルモ社 カテーテルチップ シリンジ: 5ml」では先端部分の構造的に粒子のあるものを通すことができませんでした。
メーカーによって先端部分の長さや位置が異なる点は、使いやすさで選ぶと良いでしょう。
容量が大きなタイプは、注入口が大きい分、うさぎの抵抗も強くなる傾向にあります。また、押し出す力加減を誤ると危険なため、上級者向けといえます。 使用の際は一層慎重に行なってください。
※ カテーテルタイプでないと、⑧のように注入口が小さいことがあるのでご注意ください。
※カテーテルタイプ=必ず強制給餌に使える、ということもなく、「⑤:テルモ社 カテーテルチップ シリンジ: 5ml」では先端部分の構造的に粒子のあるものを通すことができませんでした。
メーカーによって先端部分の長さや位置が異なる点は、使いやすさで選ぶと良いでしょう。
容量が大きなタイプは、注入口が大きい分、うさぎの抵抗も強くなる傾向にあります。また、押し出す力加減を誤ると危険なため、上級者向けといえます。 使用の際は一層慎重に行なってください。
⑥ ニプロ社 カテーテル用シリンジ: 30ml / ⑦ テルモ社 カテーテルチップシリンジ:30ml / ⑧ テルモ社 シリンジ 横口: 30ml


粒子によって吸い上げることが難しいときは、
後ろから詰めるとスムーズです。
後ろから詰めるとスムーズです。

大きなシリンジを使うと、
先端をカットした小さなシリンジへの補充が簡単にできます。
先端をカットした小さなシリンジへの補充が簡単にできます。

強制給餌食(パウダー)を使用する場合
強制給餌用に作られたパウダーには、完全に水に溶けて粒子が残らないタイプと、粒子や繊維質が残るタイプがあります。
完全に水に溶けるタイプであれば、注入口の大きさに関わらず、①〜⑤のような小さなシリンジでも使用することができます。
粒子が残るタイプは詰まる可能性が出てくるため、上記「ラビットフードをふやかして流動食にする場合(微粉末タイプのラビットフード)」の選び方と同じになります。
完全に水に溶けるタイプであれば、注入口の大きさに関わらず、①〜⑤のような小さなシリンジでも使用することができます。
粒子が残るタイプは詰まる可能性が出てくるため、上記「ラビットフードをふやかして流動食にする場合(微粉末タイプのラビットフード)」の選び方と同じになります。
体調不良の愛兎を前にして、もしくは慣れない保定のチャレンジに、当然心配な気持ちでいっぱいのことと思います。
また私達は、「なぜ強制的にゴハンや水分、薬をあげなくてはいけないのか?」ということを知っていますが、当の本人達はその必要性をまったく理解していないはずです。
「無理やり口の中に何かを入れられた!」・・・そんな気持ちになって、きっと全力で嫌がることでしょう。
強制給餌や補水は、たいていの場合繰り返し必要になりますから、どんどん飼い主さんも申し訳ない気持ち、悲しい気持ちが募っていくものです。
しかし、「命にかかわる」ことに対して私たちもひるんではいられません。
飼い主さんが平常心を保つことはとても大切です。
うさぎの感情につられてしまっては、お互いの焦りや不安が伝わりあって、一層増幅してしまいます。
落ち着きと自信をもって、愛兎に「大丈夫だよ!」と示してあげてくださいね。
また私達は、「なぜ強制的にゴハンや水分、薬をあげなくてはいけないのか?」ということを知っていますが、当の本人達はその必要性をまったく理解していないはずです。
「無理やり口の中に何かを入れられた!」・・・そんな気持ちになって、きっと全力で嫌がることでしょう。
強制給餌や補水は、たいていの場合繰り返し必要になりますから、どんどん飼い主さんも申し訳ない気持ち、悲しい気持ちが募っていくものです。
しかし、「命にかかわる」ことに対して私たちもひるんではいられません。
飼い主さんが平常心を保つことはとても大切です。
うさぎの感情につられてしまっては、お互いの焦りや不安が伝わりあって、一層増幅してしまいます。
落ち着きと自信をもって、愛兎に「大丈夫だよ!」と示してあげてくださいね。
深呼吸、深呼吸・・・。


自信を持って取り組むためにも、あらかじめ流れを確認し、必要なものを用意した上でシュミレーションを行なってください。保定の姿勢の確認は、まずぬいぐるみでやってみるのも良いでしょう。
特に、シリンジを使う時の力加減は念入りなチェックが必要です。スムーズに注入できないとき(シリンジの不良や、粒子がつまりかけるなど)は、危ないので別のものを使用してください。
また、うさぎには少しでもリラックスしてもらうために、やさしく声をかけ、ゆっくり撫でてあげてください。 このとき、撫でている延長線上で口元を触っておくことがポイントです。(少し強く撫でるようにクチビルを開けてみたり…等)
マッサージのようにごまかしつつ行うことで、少しでも口元を触ることへの抵抗感を和らげておきます。
特に、シリンジを使う時の力加減は念入りなチェックが必要です。スムーズに注入できないとき(シリンジの不良や、粒子がつまりかけるなど)は、危ないので別のものを使用してください。
また、うさぎには少しでもリラックスしてもらうために、やさしく声をかけ、ゆっくり撫でてあげてください。 このとき、撫でている延長線上で口元を触っておくことがポイントです。(少し強く撫でるようにクチビルを開けてみたり…等)
マッサージのようにごまかしつつ行うことで、少しでも口元を触ることへの抵抗感を和らげておきます。


保定がなかなか上手くいかないとき、「大人しくなる仰向けでなら…」と思うかもしれません。
しかし、うさぎを仰向けにして強制給餌・補水を行うことは非常に危険で、気管支や肺に詰まらせてしまうことがあります。
良かれと思って行なった行為が、最悪な結果を招いてしまうことは絶対に避けなくてはいけません。
仰向けで給餌・補水を行うことは、選択肢から外しておいてくださいね。
しかし、うさぎを仰向けにして強制給餌・補水を行うことは非常に危険で、気管支や肺に詰まらせてしまうことがあります。
良かれと思って行なった行為が、最悪な結果を招いてしまうことは絶対に避けなくてはいけません。
仰向けで給餌・補水を行うことは、選択肢から外しておいてくださいね。

“膝の上に乗せたら落ち着くよ”という子もいれば、“一瞬でも隙を見せたら即飛んでいってしまう!”という子もいます。
また、飼い主さんとうさぎの体格差も一律ではありませんから、「保定しやすい体勢」はそれぞれで変わってきます。
ぜひいろんな方法を試して、「保定しやすい体勢」を見つけていただければと思います。
こちらでは、1人で強制給餌・補水を行うことを想定し、片手でシリンジを扱える姿勢をいくつかご紹介しています。
もちろん2人で行えるのであれば、その方がやりやすいです。そのときは保定とシリンジの係で分かれてください。
※ シリンジや流動食はあらかじめご用意いただき、万一保定が解けても問題のない環境で行ってください。
また、飼い主さんとうさぎの体格差も一律ではありませんから、「保定しやすい体勢」はそれぞれで変わってきます。
ぜひいろんな方法を試して、「保定しやすい体勢」を見つけていただければと思います。
こちらでは、1人で強制給餌・補水を行うことを想定し、片手でシリンジを扱える姿勢をいくつかご紹介しています。
もちろん2人で行えるのであれば、その方がやりやすいです。そのときは保定とシリンジの係で分かれてください。
※ シリンジや流動食はあらかじめご用意いただき、万一保定が解けても問題のない環境で行ってください。

じっとしておくことが難しい子は、下記のような保定方法に加えて、タオルで全身を包んであげると動きを制限できます。





床、もしくはうさぎを台に乗せて行います。
(※じっとしていることが難しい子の場合は、高さのある台では挑戦しないでください)
脇を締め、腕でうさぎの体の両側面を挟み、シリンジを持っていない方の手で頭部を保定します。
うさぎが後退できないよう、お腹はうさぎの背中やお尻にピッタリと密着するようにします。
(※じっとしていることが難しい子の場合は、高さのある台では挑戦しないでください)
脇を締め、腕でうさぎの体の両側面を挟み、シリンジを持っていない方の手で頭部を保定します。
うさぎが後退できないよう、お腹はうさぎの背中やお尻にピッタリと密着するようにします。



椅子に腰掛け、膝の上にうさぎを乗せます。必ず手を添えて動きを制御できるようにしてください。
(※膝の上では(タオルを巻いても)うさぎが落ち着かなかったり、飼い主さんとの体格差が少なく、不安定になるようであれば止めましょう。)
椅子の高さによって自分の脚の角度を替えることができます。
安定しやすく、行いやすい脚の角度や高さは体格それぞれで異なりますので、調整してみてください。
(※膝の上では(タオルを巻いても)うさぎが落ち着かなかったり、飼い主さんとの体格差が少なく、不安定になるようであれば止めましょう。)
椅子の高さによって自分の脚の角度を替えることができます。
安定しやすく、行いやすい脚の角度や高さは体格それぞれで異なりますので、調整してみてください。



骨格によりすべての人ができる座り方ではありませんが、割座(正座から脚を外に出し、床にお尻をつける座り方)ができるようであれば、ホールド力が高く両手も使える便利な方法です。床と太ももでうさぎを挟むことによって保定します。
(※ 決してうさぎに乗るのではありません。お尻は床につけてくださいね)
(※ 決してうさぎに乗るのではありません。お尻は床につけてくださいね)
うさぎの安定する体勢がとれたら、
いよいよシリンジを使って
給餌・補水を行います。
(やさしく撫でて、
うさぎも飼い主さんも落ち着いてから…)


片手(シリンジを持っていない方)の人差し指と中指でうさぎの口を挟み、唇を広げます。
すると前歯の横に隙間ができるので(③)、シリンジの先端を一度前歯に当てて位置を確認しましょう。
その状態から、シリンジの先端を左右どちらかにスライドさせて隙間に差し込み、ゆっくりと内容物を流し込みます(④)。
注入後は頭部から手を離し、「ムニャムニャ~ゴックン」と飲む込むまで待ってあげてください。
(すんなり飲む子と飲まない子がいます。必ず飲み込んだのか確認しましょう。)
*シリンジの内容物すべてを1度で注入するのではなく、少しずつ数回に分けて上記手順を繰り返してください。段々と、愛兎の「ひと口分」の感覚が掴めてきます。
すると前歯の横に隙間ができるので(③)、シリンジの先端を一度前歯に当てて位置を確認しましょう。
その状態から、シリンジの先端を左右どちらかにスライドさせて隙間に差し込み、ゆっくりと内容物を流し込みます(④)。
注入後は頭部から手を離し、「ムニャムニャ~ゴックン」と飲む込むまで待ってあげてください。
(すんなり飲む子と飲まない子がいます。必ず飲み込んだのか確認しましょう。)
*シリンジの内容物すべてを1度で注入するのではなく、少しずつ数回に分けて上記手順を繰り返してください。段々と、愛兎の「ひと口分」の感覚が掴めてきます。

犬や猫、私たちとは違い、うさぎやげっ歯類などには前歯の横に歯がありません。そのため唇を開くことができれば、歯に遮られることがなく注入できます。

【小さなシリンジのとき】
【大きなシリンジのとき】

【小さなシリンジのとき】
【大きなシリンジのとき】




床、もしくはうさぎを台に乗せて行います。(※じっとしていることが難しい子の場合は、台に乗せることは挑戦しないでください)
シリンジを持った手の方で肘をつき、自分の胸部分にうさぎを押し当てるように囲い込みます。
脇には三角形の空間ができますが、広すぎるとうさぎが後退してしまいますのでご注意ください。
もう片方の手ではうさぎがリラックスできるように撫でつつ、口にも触れておきます。
シリンジを持った手の方で肘をつき、自分の胸部分にうさぎを押し当てるように囲い込みます。
脇には三角形の空間ができますが、広すぎるとうさぎが後退してしまいますのでご注意ください。
もう片方の手ではうさぎがリラックスできるように撫でつつ、口にも触れておきます。



うさぎが落ち着き、動かなくなったのを確認したら、シリンジを持っていない方の手で前歯の横あたりの唇を持ち上げます。前歯の横は歯のない空間が続きますので、隙間からシリンジを差し込んで内容物をゆっくり注入します。
注入後は頭部から手を離し、「ムニャムニャ~ゴックン」と飲む込むまで待ってあげてください。
(すんなり飲む子と飲まない子がいます。必ず飲み込んだのか確認しましょう。)
*シリンジの内容物すべてを1度で注入するのではなく、少しずつ数回に分けて上記手順を繰り返し、
「一口分」の感覚を掴みましょう。
注入後は頭部から手を離し、「ムニャムニャ~ゴックン」と飲む込むまで待ってあげてください。
(すんなり飲む子と飲まない子がいます。必ず飲み込んだのか確認しましょう。)
*シリンジの内容物すべてを1度で注入するのではなく、少しずつ数回に分けて上記手順を繰り返し、
「一口分」の感覚を掴みましょう。



椅子の上に座り、うさぎをひざの上に横向きで乗せます。
(※膝の上では(タオルを巻いても)うさぎが落ち着かなかったり、飼い主さんとの体格差が少なく、不安定になるようであれば止めましょう)
まずシリンジを持っていない方の腕で、自分の身体にうさぎが密着するように囲い込みます。
そして小指をうさぎのお腹に添え、薬指と中指で前脚をはさみ、親指は背中を抑えます。
人差し指は、うさぎの口元に届くようにしてください。
(※膝の上では(タオルを巻いても)うさぎが落ち着かなかったり、飼い主さんとの体格差が少なく、不安定になるようであれば止めましょう)
まずシリンジを持っていない方の腕で、自分の身体にうさぎが密着するように囲い込みます。
そして小指をうさぎのお腹に添え、薬指と中指で前脚をはさみ、親指は背中を抑えます。
人差し指は、うさぎの口元に届くようにしてください。



うさぎが落ち着き、動かなくなったのを確認したら、うさぎを支えている手の人差し指で前歯の横あたりの唇を持ち上げます。
前歯の横は歯のない空間が続きますので、隙間からシリンジを差し込んで内容物をゆっくり注入します。
注入後は頭部から手を離し、「ムニャムニャ~ゴックン」と飲む込むまで待ってあげてください。
(すんなり飲む子と飲まない子がいます。必ず飲み込んだのか確認しましょう。)
*シリンジの内容物すべてを1度で注入するのではなく、少しずつ数回に分けて上記手順を繰り返し、「一口分」の感覚を掴みましょう。
前歯の横は歯のない空間が続きますので、隙間からシリンジを差し込んで内容物をゆっくり注入します。
注入後は頭部から手を離し、「ムニャムニャ~ゴックン」と飲む込むまで待ってあげてください。
(すんなり飲む子と飲まない子がいます。必ず飲み込んだのか確認しましょう。)
*シリンジの内容物すべてを1度で注入するのではなく、少しずつ数回に分けて上記手順を繰り返し、「一口分」の感覚を掴みましょう。
繰り返しますが保定は、人それぞれの体格や指の長さ、手のひらの大きさ、うさぎの性格や体格との組み合わせによってもやりやすい方法が異なります。
本ページが、“自分と愛兎のやりかた”探しの一助となり、自信を持ってうさぎと向き合っていただければこんなにうれしいことはないです。
普段のスキンシップでも、どんどんうさぎの体を触り、ぜひ頭・口・手・胴体・足・おしり・各関節の感覚を肌で感じておくと、保定が行いやすく、身体の異変にも気づきやすいのでおすすめですよ。
本ページが、“自分と愛兎のやりかた”探しの一助となり、自信を持ってうさぎと向き合っていただければこんなにうれしいことはないです。
普段のスキンシップでも、どんどんうさぎの体を触り、ぜひ頭・口・手・胴体・足・おしり・各関節の感覚を肌で感じておくと、保定が行いやすく、身体の異変にも気づきやすいのでおすすめですよ。